嫁育日記。

20歳年下の嫁をゲットして、自分好みに育てる。

エピソードZERO~無縁~

ダンスなんてやってられるか!

 

初回体験を終えた俺は、

教室を出て駅に向かった。

 

1回のレッスン代が五千円。

専用シューズが約2万。

タキシード、パーティー代。

年間でいくら必要なんだ?

 

俺は無意味なことに

不明な金を使うのが大嫌いだ。

 

 

こんなことなら、

近所のジムの方がよっぽどいい。

 

 

再びダンス教室の

扉を開けることはなかった。

 

 

 

エピソードZERO~きっかけ~

バイクで大きな事故をした。

何週間も入院して、

すっかり足の筋肉が衰えた。

年をとっても

自分の足で歩きたい。

 

今から鍛えておけば

大丈夫だろう。

 

 

だが、ランニングなんて

この俺がやるわけない。

汗をかくことは嫌いだ。

 

 

さて、何をやろう。

 

俺は医者から勧められた

ダンスをやろおうと思った。

大人の嗜みとして

ワルツくらい踊れたほうがいい。

 

そして、ダンス教室を探した。

 

嫁の成長期

嫁は自分好みに育てる。

子育てと同じだ。

 

ただし子供よりタチが悪い。

 

 

嫁の成長期は、さらに酷い。

言葉も態度も女性とは思えない。

まるで子供だ。

 

成長期は見守る。

 

黙って見守る。

 

成長期を乗り越えると、

絆が深まる。